吉田木石(金寿)氏旧蔵『李朝白瓷櫛目文餅型』 です。
吉田木石(金寿)氏は後半の写真にあるように「李朝陶磁餅型図譜」(1976年11月発行)の著書があり、李朝文房具の蒐集家でもありました。
李朝時代、庶民の各家庭では正月や節季ごとに餅を食べる習慣があり、その餅にレリーフ模様を付けるための道具がトクサル(餅型)です。往年の茶人はこれに注目し、蓋置に見立てて使用しました。
この餅型の見込みの陽刻文は、中央に大きな菊花を置き、その四方に半菊花の覗き花文と枝葉文のそれぞれ二つを表しています。
◎吉田木石(1923年-1985年):長崎県島原市生。名は金寿、号を木石と称した。㈱技建工務所 元社長、本業の会社経営のかたわら中国、朝鮮の文房具、古硯の鑑賞・蒐集に精通した。元九州名硯鑑賞会副会長、東洋文房愛好会顧問、韓国国立中央博物館会員。著書に「李朝陶磁餅型図譜」「李朝藍浦硯」等がある。
◎径 高: 99㎜×60㎜
◎重 量: 259g
状態は良好ですが長期保存の古美術品ですので写真で良くご確認の上、ご検討ご購入お願いいたします。
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