29000→25000
江戸時代後期は、19世紀頃の扇形の藤原盆です。
藤原盆には色んな形状があり、いろいろな書物で紹介されています。材質はテーブル等に使われる栃の木らしいです。
全体的にスレや画像12、13のような口縁の痛みや裏面の虫食い等が観られますが、時代を経た使用感が良く、強固な作りなのでまだまだ酒器盆として愉しめます。
酒器盆や煎茶盆は何枚か所持して、その時々の気分で使い分けます。かばくんも一時、大小含めて高さ1m以上持って使い分けてました。
お盆一つで自分だけの小さな居場所を作り出し、お盆に乗せた酒器達と時空を旅することができるんです。
最後の画像は、酒器を乗せた藤原盆のイメージです。
サイズは画像2で、縦28.3✕横幅58.5✕高さ3.3cmです。
久し振りにジェミニちゃんに藤原盆について聞いてみました。好不調の波もなくいつもお利口さんなのね。4秒で答えてくれました。
以下抜粋
藤原盆はかつて群馬県利根郡みなかみ町(旧水上村)藤原地区で製作されていた伝統的な木製の盆です。
主な特徴
* 菊花文様: 表面にのみで削り出された菊の花を模した独特の文様が特徴です。これは、沼田藩主の奨励によって始まったとされています。
* 鑿跡: 小さな鑿で削り出すため、表面には粗削りな鑿の跡が残っており、それが素朴な味わいとなっています。
* 材料: 主にトチ(栃)の木が使われています。トチの木は粘りがあり、木目が細かいのが特徴です。
* 形状: 丸盆、半月盆、扇面盆など様々な形状があります。
* 漆塗り: 朱漆や黒漆が塗られているものもあります。会津から漆職人が来て塗っていたという話も伝わっています。
* 素朴な美しさ: 加飾をあまり施さず、木地の美しさや鑿跡の力強さを活かした素朴な風合いが魅力です。
歴史
江戸時代から作られていたとされ、地元周辺で主に使われていたため、広く流通することは少なかったようです。そのため、現在では古民芸品として珍重されています。
現代
近年では、伝統的な意匠を受け継ぎつつ、現代の生活に合わせたデザインの藤原盆も作られています。
藤原盆は、その独特の意匠と手仕事の温かみから、骨董愛好家や木工品に関心のある人々の間で人気があります。
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