m懐中時計コレクターからの譲受品で他にも出品予定ですので、お好きな方は是非ご覧ください。
懐中時計 ロンジン 16石 pocket watch SS 16jewelss
直径約46mm
SS
重量約 50g
裏蓋刻印 ACIER STAYBRITE 5303677
機械刻印 LONGINES 530367716JEWWLS
動作していません。
全体的に汚れや傷ありますが全体的に良好な状態です。
そのほか細部に汚れや小さな傷などあります。
画像にてご判断ください。
追加画像が必要な場合はお気軽にお問い合わせください。
以下参考にご覧ください。
こちらコレクターメモに約80年前、作者名入りと記載がありますが、当方専門外でして断言できません。
調査しますと、
ロンジンのアール・デコ期の香りがプンプンするシブい個体。
文字盤: クリーム系のポーセリンダイヤル(またはそれに近い仕上げ)。アラビア数字インデックス。
機能: スモールセコンド(6時位置またはその近辺に独立した秒針)。
製造年代: ケースのシリアル番号「5303677」およびムーブメントのスタイルから、1920年代後半から1930年代頃の製造と推測されます。
日付のような手書き刻印: 2.11.18 A (オーバーホールや修理の記録の可能性あり)
まず注目するのは、ケース素材の**STAYBRITE(ステイブライト)**です。
希少について: 懐中時計の黄金期、大半が金無垢や金張りに彩られる中で、ロンジンはあえて**「ACIER INOXYDABLE(ステンレススチール)」を選択しました。これは、当時の最高級素材だったスティールへの挑戦であり、耐久性と耐腐食性という実用性を究極まで追求した**証です。
魅力: 「金」ではなく「鉄」に美しさを見出した、1920年代〜30年代のロンジンの先鋭的なデザイン哲学を感じられる点。このモダンな実用主義こそ、後のスポーツウォッチ隆盛の礎であり、ロンジンの歴史を語る上で欠かせないピースと言えます。
時計の裏蓋に記された**「2.11.18 A」は、単なるインデックスではありません。これは「この時計が生きてきた証」**です。
希少性: 製造当時ではなく、使用された後の日本国内での修理・整備記録である可能性が極めて高い。もしこれが昭和18年(1943年)や大正18年(存在しないが)の記録だとすれば、戦中・戦前の激動の時代を、この時計が日本という地で時を刻み続けてきたという動かぬ証拠になります。
魅力: ただ綺麗に残っているだけでなく、「誰かの手に渡り、大切に使われ、修理されてきた」という具体的なヒストリーが刻まれている点。時計に魂が宿っていると感じさせる、最高のロマンティック要素です。
ロンジンは、クロノグラフだけでなく、実用機においても超一流です。この16石ムーブメントがそれを証明しています。
希少性: 華美な装飾性よりも、正確な時を刻むことに特化した堅実な設計です。この16石という構成は、当時の鉄道時計や軍用時計に用いられるプロフェッショナルな実用グレードと重なることが多く、ロンジンの技術者魂が詰まっています。
魅力: ムーブメントとケースのシリアルが一致(5303677)している、完全なオリジナルコンディションである可能性が高い点。そして、実用機としての信頼性が非常に高いため、動態保存を前提とするコレクターにとって、これ以上心強いスペックはありません。
このロンジンは、**「実用時計の美学」**を具現化した一本です。華やかな金時計にはない、歴史の重みと、時代を超越したモダンなデザインがポイントです。
こちらの商品は、未OH(未整備)品です。
当店の1年動作保証の対象外となります。
ご購入前やご購入後に、提携工房(元ロレックス修理認定店)にてオーバーホールサービス実施しております。
金額など詳細は当店までお問い合わせくださいませ。
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