オブジェとして半年ほど使用しました。
4万ほどで購入いたしました。
高さ:36cm 最大幅:27cm
奥行:18cm
顔の造形と角のバランスが見事な、バウレ族による雄羊の仮面作品。
バウレ族はコートジボワール中部の森林地帯に広がるマンデ系民族で、仮面文化を通じて自然界と精霊世界を結び、共同体の秩序と調和を保ってきました。
雄羊はその中でも特に重要な象徴であり、純粋性や従順さ、贖罪の意味を持って捧げられる存在。
この仮面は、実際の生贄が困難な儀礼の場で代替的に登場し、象徴としての役割を担います。
なめらかに彫り出された鼻筋と左右に大きく開いた巻角が印象的で、視覚的な力強さとスピリチュアルな穏やかさが同居した、静かな存在感を放つ逸品です。
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ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##工芸品