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実戦使用された甲冑です。
この具足は**江戸時代以前の「当世具足」に分類されるもので、戦国時代〜江戸時代初期にかけて実戦で使用された形式を継承しています。兜には長宗我部家の家紋(七つ片喰)**に似た紋が金で描かれており、家臣の身分の高さがうかがえます。この具足は、ただの武具にとどまらず、武士の精神を体現する遺品として、高い歴史的価値を有しています。
黒漆を基調とした重厚な胴丸に、藍染めの糸を用いた青糸縅(あおいとおどし)が施され、格式と機能美を兼ね備えた一領となっています。兜(かぶと)には金紋が描かれ、家臣としての誇りと忠義を象徴しています。
顔面を覆う面頬(めんぽう)や、四肢を保護する籠手(こて)・佩楯(はいだて)・脛当(すねあて)なども揃っており、戦場における全身防御を意識した構造です。また、具足一式を収納・運搬するための**鎧櫃(よろいびつ)**も現存し、当時の保管様式まで伝える貴重な資料です。
10年程前に古美術商から購入しました。購入後は陰干し以外は箱から出しておりませんので、手に入れた際とほぼ変わらない状態です。1枚目の画像は10年前の購入時の画像です。
歴史物です。画像以外にも汚れやスレなど経年による劣化、損傷、補修跡があることを前提にご購入下さい。
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ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##武具