✳︎商品名:ウィルタ族 セワポロロ木像
✳︎製作:ゲンダーヌ〈北川源太郎〉
✳︎制作地:北海道網走
✳︎サイズ:高さ:約24cm
✳︎製作工房:ジャッカ・ドフニ(網走)
【工人】故・北川源太郎/本名:ダーヒンニェニ・ゲンダーヌ
【時代】昭和51年
✳︎底面に(51・.6 北川さん・北海道土産)
購入覚書あります。
本作は、サハリン(旧樺太)の先住民族ウィルタ族に伝わる守護神像「セワポロロ(Sewapororo)」である。作者は、ウィルタ最後の造形作家とされるゲンダーヌ〈北川源太郎〉(本名:ダーヒンニェニ・ゲンダーヌ)。
ゲンダーヌは、戦中に日本陸軍特務機関に徴用され、終戦後はシベリア抑留を経て1955年に網走へ移住。戦後の混乱期において、ウィルタ文化の精神的再興を志し、木彫による信仰造形を手掛けた。
1970年代には民族名「ゲンダーヌ」を再び名乗り、北方の民俗芸術家として自らの民族的アイデンティティを公言したことで知られる。
彼の作品は、網走の「ジャッカ・ドフニ資料館」(現存せず)や北海道立北方民族博物館にも収蔵例が見られる。
本作にみられる特徴的な三叉状の頭頂部、直立した胴体造形、首に結ばれた赤布の祈祷飾りは、ウィルタ信仰における護符的意匠を明確に示している。
木肌には経年の風合いが現れ、祈りとともに刻まれた時間の痕跡を伝えている。
制作年は1975年前後と推定され、現存する同作例は極めて少ない。
民俗学・文化人類学的観点からも、北方少数民族の信仰造形を示す貴重な遺例といえる。
静謐な造形の中に、祈りと記憶が宿る一体。学術的価値と美術的完成度を併せ持つ、博物館級の資料的木像である。
◉⤵︎以下検索語句
#ウィルタ #セワポロロ #ゲンダーヌ #北川源太郎
#北方民族 #樺太 #網走 #アイヌ #民藝 #信仰造形 #民族資料 #民藝 #サハリン #少数民族 #ウイルタ族 ウラー #大広民芸 #アイヌ文化 #ニポポ #ゴールデンカムイ #網走 #樺太アイヌ #ゲンダーヌ #郷土玩具 #民藝 #シャーマン #大広茂 #北海道美術 廃絶郷土玩具 #北方民族 アイヌ美術 #一刀彫り #シントプッテ #ワタラポンクル #ウィルタ ナコルル ラストカムイ 神居古潭 大広朔洋 オロチョン ニブフ #セワ 魔除け 北川ゴルゴロ 樺太 サハリン
カテゴリー:
ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##工芸品