「利休丸壺へのオマージュ」
黒備前は、
作品に鉄分の多い土を塗って焼き
黒色や紫蘇色に発色させる
伊部手と呼ばれる技法で作ります。
釉薬が石でなく土ということてしょうか。
漆黒の肌に
窯の炎が運ぶたっぷりのゴマがかかり
ダイナミックな生動を焼きつけてます。
この躍動をかっちりと牙蓋が抑えています。
光沢のある飴色と緻密な造形で。
いまは材料も職人も求めづらいでしょう。
仕服は藤種緞子。
大名物利休丸壺茶入の仕服に
用いられているものです。
一連の次第に森陶岳さんの
利休丸壺へのオマージュが
込められた作品です。
「85mの大窯に挑む」
森陶岳さんは
研究熱心な備前焼の作家で
お若いときは立体造形や彩色なども試され、
進んでは古備前の魅力を再興するため、
中世の大窯に匹敵する85mもの窯を
つくり、焼成なさいました。
小山のような大きな窯、
内部は人が立って歩ける
まるでトンネルです。
桁違いに大きな窯は
作品も燃料の薪も数年がかりで
準備するそうです。
これは偉大な事業です。
径約6.8cm☓高さ約6cm(牙蓋の上まで)
新品USED品でご理解頂ける方の
ご購入をお願いします。
なお、梱包材は再利用品を使用することが
ありますがご了承ください。
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