虫籠花入は千家三世元伯宗旦(1578~1658)による見立てで、秋に鈴虫などを入れて飼う籠を花入にしたものです。こちらの花入は名工田中篁斎による作で精巧に編み込まれた品のある花入です。置花入として、風炉の時期に使います。竹の落としが付属し、水漏れございませんのですぐにお使いになれます*写真⑩。共箱は蓋表に『宗旦好虫篭花入 篁斎造』として印が捺してあります。本体裏側に『篁斎造』として彫銘がございます。状態はとても良いです。
共箱。竹落とし付属。
首径3.8㎝ 胴径20㎝ 高さ25㎝
▢田中篁斎(たなかこうさい)
明治45年(1912)~平成5年(1993)
竹工芸。京都。加賀から京都へ出て竹工芸を始めた父・田中呉竹に師事し、15歳で竹籠師の亀山古竹斎に師事する。また茶道全般を目片宗逸のもとで学ぶ。日展11回入選。日本伝統工芸展11回入選、うち入賞2回。日本工芸会正会員としても活躍。
【参考文献】
茶道具の名工・作家名鑑 淡交社
茶道大辞典 淡交社
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