幕末土佐の天才絵師 絵金 狂おしいほど美しい サントリー美術館 招待券 即日発送
新美の巨人たち
【オトナの歌舞伎を描く!土佐の天才・絵金の魅力】 テレ東
2025年10月25日(土) オトナの歌舞伎を描く!土佐の天才・絵金の魅力
映画「国宝」の大ヒットで令和の歌舞伎ブームが到来!江戸の歌舞伎人気を支えたのは役者絵でしたが、それと正反対の絵が南国土佐で生まれていた。天才絵師・絵金が描いた怖くて美しいオトナの芝居絵の魅力に迫る。 絵金は若くして土佐藩の御用絵師に上り詰めながら、ある事件に巻き込まれて追放され、町絵師として再起をかけた。歌舞伎の演目を題材に人間の情念をユーモア溢れるタッチで描き一躍人気を博した。今回、絵金の独特な世界に切り込むのは歌舞伎界のプリンス、尾上右近。
<Art Traveler>尾上右近
<ナレーター>上野樹里
サントリー美術館
土佐の絵師・金蔵(きんぞう・1812~76)は高知城下で生まれ、幕末から明治初期にかけて数多くの芝居絵屏風をのこし、地元高知では「絵金(えきん)さん」の愛称で長年親しまれてきました。歌舞伎や浄瑠璃のストーリーを極彩色で絵画化した芝居絵屏風は、同時代の絵画のなかでも一段と異彩を放つものです。絵金の屏風は、今なお夏祭りの間に神社や商店街の軒下に飾られ、提灯や蝋燭の灯りで浮かび上がる画面は、見る者に強い印象を残しています。 芝居絵屏風の多くが神社や自治会などに分蔵されており、それらをまとめて観られる機会は滅多にありません。
近年、高知県香南市赤岡町に絵金蔵が開設され、香南市野市町には創造広場「アクトランド」(現・アクトミュージアム)の絵金派アートギャラリーがオープンするなど、絵金の画業を再評価し、作品を保存・研究・展示する環境が整ってきました。高知県外で半世紀ぶりとなる本展は、あべのハルカス美術館(2023年)、鳥取県立博物館(2024年)へ巡回し、いよいよ東京での開催です。 サントリー美術館は「生活の中の美」を基本理念としています。
「夏祭りに夕立が来たら、屏風より先に提灯を片付けた」と語られるほど、絵金は生活に溶け込みつつ、高知の文化のなかで大切に受け継がれてきました。東京の美術館では初の大規模展となる本展を通じて、絵金の類稀なる個性と魅力をお楽しみください。
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