このミニ屏風は、伝統的な日本の名画の複製品となります。
額サイズ :94cm x39.5cm
屏風サイズ:73.5cm x 31cm
■国宝「紅白梅図」 尾形光琳 筆 17世紀
江戸時代に活躍した絵師尾形光琳(1658~1716)の代表作
「紅白梅図屏風(こうはくばいずびょうぶ)」
右隻に紅梅を左隻に白梅を描き、中央に流水を布置した大胆な構図である。
光琳、晩年の力作で数多名作のうちの傑作の一つである。
生き生きした筆さばき、すべて繊細な構成と巧みな描写のすみずみに、光琳一生の喜怒哀楽がにじみ出ているようである。
光琳が宗達に私淑し、その画蹟に啓発されながら、独自の画風を築き上げたことはよく知られている。
水流を伴う紅梅・白梅の画題や二曲一双の左右隻に画材をおさめる構成のやり方がそれである。
しかし、白梅の樹幹の大部分を画面外にかくし、紅梅は画面いっぱいに描いて左右に対照の妙をみせ、 中央に水流をおいて末広がりの微妙な曲面をつくり上げた構図は光琳の独創ということができよう。
後に光琳梅として愛好される花弁を線書きしない梅花の描き方や蕾の配列、樹幹にみられるたらし込み、 更に他に類を見ない卓越した筆さばきをみせる水紋など、こうした優れた要素が結集して、 画面に重厚なリズム感と洒落た装飾性を与えている。
本屏風が光琳画業の集大成であるといわれる所以であろう。
向かって右隻に「青々光琳」、左隻に「法橋光琳」と落款があり、それぞれ「方祝」の朱文円印が捺されている。
光琳晩年の作と思われ、津軽家に伝来した。
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