江戸後期の開窯以来、京都・五条坂において各代が個性豊かな名品を生み出してきた〈六兵衞窯〉。こちらは、「いたずら小鬼と鍾馗さん」。人間に災いをもたらす鬼を退治し、災厄を払うとされる鍾馗。かつて京都では、家に降りかかる災いから守ってくれる神として屋根の上に瓦製の鍾馗さんを飾っていたといわれています。「今ではほとんど見かけなくなりましたが、〈六兵衞窯〉のある東山区は古い家がまだ残っていて、時折見かけます」と八代清水六兵衞氏。「鍾馗さんは厄除けの神といわれていますが、実は学業成就の神でもあります。置物として家の中に置いていただくのに、あまり怖いと困りますから、ユーモラスな雰囲気にしてみました」といいます。いたずらな小鬼を鍾馗さんが捕まえているというワンシーンを表現。小鬼たちは鍾馗さんに叱られながらも、かまってもらえて嬉しそうな様子がなんとも可愛らしい。玄関やリビングなどに飾り、鍾馗さんと小鬼たちのどこかほのぼのとした攻防を日々愛でてください。
幅8.7cm×奥行7cm×高さ11cm
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