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野本互尊（のもと ごそん、18351925、本名：野本恭八郎〈やすはちろう〉）は、新潟県長岡市ゆかりの実業家・思想家・政治家で、「互尊思想」を提唱し、教育・文化の発展に大きく寄与した人物です。

基本プロフィール
本名／雅号：野本 恭八郎（のもと やすはちろう）、通称：互尊翁（ごそんおう）
生年：1852年（嘉永5年）
没年：不明（昭和初期推定）
出生地：越後国刈羽郡（現在の新潟県長岡市）

経歴と社会活動
豪農の四男として生まれ、20歳で長岡の商家・野本家に婿入りし、商業と実業界で頭角を現す
第六十九国立銀行や長岡電燈会社の取締役を務めるほか、新潟県議会議員として政界にも大きく関与
地域の商工人団体「誠之社」を組織し、地元経済の活性化と産業振興に尽力

互尊思想と教育への貢献
「自分を尊ぶように他人を尊ぶことが幸福な社会を築く」とする互尊独尊の思想を提唱
1915年、大正天皇即位を祝して長岡に公共図書館「互尊文庫」を寄贈。ここを市民の学びと文化の場と位置づけ、開館後は利用者数が急増
1934年、野本の思想を継承する目的で「日本互尊社」が設立された

影響と評価
経済、教育、政治分野で長岡に多面的な貢献をし、地元では互尊翁として尊敬された
「互尊思想」は、西田幾多郎などに先んじた独自の近代的精神と評価されることもある



表具寸法（軸先含む）★約72×233
本紙寸法★約49×174


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